牡鹿VCに到着はほぼ予定通りの9:30着。
到着後にボランティア受付をしますが、事前に登録していますので時間は掛かりませんでした。
到着後直ぐに活動に入れるように、途中の菅生SAで全員作業可能な服装に着替えており、準備完了です。
牡鹿VCでは、牡鹿に始めて来れてたボランティア全員に被災された方が撮影した3/11発生の津波の動画を観て、説明を受けてからの活動場所への移動となりました。 (生々しい動画でした)
ダッシュ隊大阪の本日の活動は、小渕地区の民家の片付けです。
VCから小渕地区まではバスで約15分です。
バスは少し前に開店したコンビニの駐車場で下車し、そこからは徒歩にて現場へ移動しました。
コンビニは8:00~18:00の営業です。
石巻市内の吉野町・川口町の町並みとは相当違った光景です。 しかし、これが震災後5ヶ月経過している状態とは・・・・・ 又、牡鹿半島では全く自衛隊の姿を見かけなかったのは何故でしょうか?
小渕地区の様子
小渕地区の様子は港に近い所はほぼ壊滅状態です。 家屋の多くは流されてしまっている為、見た目は片付いているように感じますが、道路の瓦礫が撤去されたので、家屋の片付けがやっと出来る状態になったと聞きました。
活動場所へ移動するダッシュ隊参加メンバー
、この日に目を凝らしたのは写真の2枚目にあるように港の防波堤のコンクリートがこのように破壊され、一部は海岸から100メートル近く流されていました。
本日の活動は下の写真のお宅の泥出しと家財道具の片付けが主です。
港からは約200メートル位で高台に位置していますが、こんな場所までが津波を受けている事に再び驚きを隠せませんでした。
右側の家は土台はしっかりと残っていましたが、左側の母屋は柱が折れていて少々危険な状態です。
右側の家のトイレ・お風呂にもヘドロが溜まっていました。
ダッシュ隊36名と一般の方3名と大工さん3名の総計42名での作業です。
運び出した荷物で庭は一杯に・・・・
昼食中のメンバー
昼食後は晴れてきたので熱中症に気を付けて休憩を取りながらの作業です。
運び出した荷物を家の方に確認しながら廃棄・保存に仕分けをして行きます。
又、思い出の品は片付けた部屋に並べて行きます。
タンスは一旦全ての引き出しを開けて行きますが、衣類は殆ど水と泥が入り使えそうにはありませんでした。
分別して行きますが、これをしなければいけない理由は・・・・・・・
やはり在りました。
通帳・印鑑・現金等の貴重品が出てきました。
貴重品は全て綺麗にしてお渡ししました。
夕方3時にはほぼ終了しましたが、母屋の冷蔵庫3台はVCの方と相談した結果持ち出しを断念しました。
理由は・・・・ 何と震災発生後約6ヶ月になるのですが、中に入っていた生物が完全に腐ってしまっている為です。
朝に入った時とは全く異なり、家の中は綺麗になりましたが、庭は廃棄する荷物で足の踏み場も無くなりました。
家の方は、今日でこんなに片付くとは思っていなかった・・有難う御座います。
(この言葉だけで私達は満足です ⇒ やった!!!)
帰りに見たのですが、まだまだ手の着いていない家が有りました。
対岸には瓦礫の山が・・・!
コンビニに駐車場にバスが迎えに来てくれいるので、バスでボランティアセンターに戻りますが・・・・コンビニが営業中なのでチョットお買い物です。
熱かったので、ガリガリ君・アイスクリーム等々。
ボランティアセンターにセンターに戻って荷物をおろし、今日の宿泊準備です。
今回は鮎川地区に在る牡鹿総合支所そばの牡鹿VC(牡鹿公民館)2階で宿泊し、活動拠点とさせて頂きました。 ここの公民館も津波に遭い、約5メートルは水没していました。 故に、インフラは回復していません。
電気は自家発電で若干は使用可能ですが、必要最低限しか使用は出来ません。 水道は週一回の給水車での補給です。 ガスは勿論ありません。 最近は牡鹿VCへも陸前高田・石巻・仙台の宿泊所からボランティアに入って来れれるようになっていますが、私の考えで少しでも被災者の方々の気持ちを理解するには、少しでもその地で同じ環境で短期間でも生活をして感じ取って欲しいとの思いからです。
牡鹿公民館の和室は畳は在りますが布団は無しです。
全員寝袋持参です。
この日はVC前で地元の出店が出ていました。
夕食用に卵40個購入しました。
メンバーは桃をもらったようでその場で食べていました。(甘かった)
やっと商売が出来るようになったとの事ですが、ネット販売もされていて後日帰ってきてから注文をしてくれたメンバーがいました。
鮎川浜のしかぽんさんの
ホームページは ⇒ http://www.shop-ayukawa.com/cart/html/
良ければ注文してあげてください。
本日の活動報告書を記入し、しばし休憩後に夕食準備です。
牡鹿公民館で宿泊させて頂きましたが、近くに食堂は有りません。 すなわち、食事が出来ないのです。
出発前に色々と検討した結果、自分達の食事は自分達で準備する事に・・・・ 到着日の夕食と翌日の朝食・お昼のお弁当です。 何と言ってもガス・水道が無いので機材が必要です。 大きな鍋・大きなお玉・カセットコンロを購入しました。
食材はまだ暑い時期なのでなまものは持って行けない・・・
どうするか?
思案の結果、基本はレトルト・乾燥物を如何においしく短時間で作り、なおかつゴミを出さないメニューにしました。
鍋一つで、カセットコンロ一つで作る! 調理開始から1時間以内で食べれるようにする! この条件で以下に決定しました。
結果は、夕食はカレー(レトルトを一括で炊き込みました)と海草サラダです。 朝食はシジミ味噌汁(具は切干大根・わかめ)です。⇒ 実際はわかめを使わず前日の海草サラダの残りを使用しました。 昼食は鮭まぼし梅干入りのおにぎり、いわしとうなぎの缶詰です。 ご飯は? アルファ米災害用50食を一度に作成する分です。 (これは大正解でおいしかった) 調理用の水は2ℓのペットボトルを24本準備しました。 又、食事後の片付けに水は貴重なのでキッチンペーパーで済ませました。
36人で一回50食分作成・・・・多くないかい?・・・・若い人が多いから大丈夫と自分に言い聞かせました・・・結果OKでした。 残さない(ゴミを出さない)・・・!
班編成しての役割分担して、みんなでワイワイ・ガヤガヤ作って完食だ~!!!!
夕食後はVCのミーティングに参加と汗を流す為に交代でシャワー(一回200円)を浴びました。 ⇒ 水の消費を抑えながらなので素早く・・・・
みんな疲れたのかPM9:00には殆どのメンバー就寝していました。
夜に電気が無いので、外に出ると満面の星・星・★です。
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